11/19 王寺ラーメン博で青年部が出店しました

先週の11月19日(土)、奈良県の王寺町役場駐車場で行われた『王寺ラーメン博2016』にたくさんのお客さまにお越しいただき、ありがとうございました。

これまでイベントには『大和Noodle店主会』として出店してきましたが、今回は初めての試みとして『大和Noodle店主会 青年部』で挑むことに。
『大和Noodle店主会 青年部』とは、加盟6店で次の店主の座を狙いながら日々修行を積んでいるスタッフで結成した組織です。年齢もバラバラ、経験値もバラバラ、けれども、店主が毎日奮闘する姿を一番近くで見ているであろうことは同じ。
強制参加ではなく、「やりたいという気持ちがあるかどうか、本気で挑めるかどうか」を確認したうえで「やりたい」と返事をもらったスタッフに参加してもらいました。

今回は土曜で営業している店も多かったため、各店から代表者1名ずつ全4人が集結しました。そのメンバーは以下の通り。
麺屋いちびりからは、濱田店主譲りのスタミナを持つリョウ。
麺屋NOROMAからは、高岡店主が期待を寄せる店長・ユウマ。
らぁめん トリカヂ イッパイからは、中村店主の右腕・ヒデ。
らーめん家 みつ葉からは、杉浦店主の一番弟子・ケント。

多忙ななかで何度かミーティングを重ね、提供するラーメンの方向性が決まったら、各自ラーメンの試作へ。この企画で、初めて自分のラーメンを作ったというメンバーもいました。
そして迎えた試食の日。イベント当日に監修役として参加するちかみちらーめんの若井店主が中心となり、店主たちが一つずつラーメンを食べて評価を下します。

丼が出される瞬間、現場に緊張が走るのが分かりました。

結果としては、どのラーメンも想像していた以上のクオリティでした。
店主たちのなかで「なるほど」「勉強になるなぁ」という会話が交わされたほどです。
当然、評価も分かれました。
最終的に、発想とイベントでのインパクト、可能性の伸び代に期待して、いちびりのリョウが提案した「梅が香るラーメンが選ばれました。

それからタレをブラッシュアップするなど、さらにおいしいものになるように工夫をして完成したのが今回販売した「梅華(ばいか)そば」です。

 

イベント当日はあいにくの雨模様……かと思いきや、終始ザザ降りという最悪の状況にはならず、老若男女、多くのお客さまがご来場されました。

 

会場内のセッティングも若井店主のアドバイスのもと青年部のメンバーで。イベント慣れした他の出店者様にヒントをもらいながら、効率の良い現場を作り上げていきます。

12時のオープン前から会場前には長蛇の列が。そのうちどれくらいのお客さまに当店に来ていただけるかな、とソワソワしていましたが、多くの方がブースの前に列を作ってくださって、ひと安心。
それから閉店まで約4時間、がむしゃらにラーメンを作り続けました。

さすが青年部、スタミナと元気は最後まで途切れず、あまりの回転の速さに行列がなくなってしまうこともありましたが、複数食べたいお客さまにも喜んでいただけました。
目標としていた杯数には及びませんでしたが、初めてにしてはチームワークがばっちりででき得ることを出しきれていたと思います。

イベント後、青年部スタッフに良かった点と反省点を聞いてみました。

<良かった点>
・いつもと違う環境でラーメンを作ることで色々勉強になり、良い経験になった
・自分たちですべて作り、形にして提供できることがおもしろかった
・皆で決めたオペレーションが見事にハマり、回転が良かった
・短い準備期間であるに関わらず、完成度の高い商品を準備できた
・イベントに準備から参加した経験がなく、とても勉強になった
・おいしいと言ってもらえるラーメンが作れた

<反省点>
・目標数に達しなかった
・廃棄が出たのがもったいなかった。イベントのお客さんの数は読みづらいということを勉強
・声を出し過ぎて枯れてしまった。のど飴を用意すべきだった
・複数店舗ある中での売り込み方や、目立ち方。如何にお客様にウチの商品を選んで貰うかをもっと練らなければならない
・自分のなかで、「もっとこうすれば良かった」と反省点が見つかったこと

良かった点も反省点も、きっとこれからのラーメン人生に生かされていくことでしょう。
何より、「ここが一番おいしかったよ!」「おいしいから2杯目いくわ!」といったお客さまの声をいただいたことが、青年部スタッフにとって励みになりました。

奈良の将来のラーメン界を背負っていく(かもしれない)青年部に、今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします!